後順位相続人は、遺留分の事前放棄をできるか

   遺留分の事前の放棄は、家庭裁判所で遺留分放棄の許可の審判を受けなければできません。遺留分の放棄ができるのは、遺留分を有するであろう法定相続人です。遺留分が認められていない兄弟姉妹は、法定相続人であったとしても、遺留分がない以上、事前放棄を考える余地はありません。

  この遺留分の事前放棄に関して、先順位相続人の全員が家庭裁判所の許可の審判を受けて遺留分の放棄をしたような場合、後順位相続人も家庭裁判所で遺留分の事前放棄の申し立てができるかという問題があります。例えば、先順位相続人が配偶者と子供であり、後順位相続人が直系尊属である親のようなケースです。

 しかし、遺留分を放棄したとしても、先順位相続人は相続権まで放棄するわけではなく、依然として相続権があります。相続放棄は、相続発生前にはすることはできません。後順位相続人は、先順位相続人が相続放棄をしなければ、相続権がなく、遺留分もないのですから、事前に放棄することを家庭裁判所に申し立てることを認める必要性はないと思われます。

 なお、学説の中には、遺留分は相続発生まで期待的地位でしかないことや、遺留分権利者は限定されており、特に否定することはないとして事前放棄の申し立てを認める説もあります。(弁護士中村友彦)

相続の法律相談ご予約

フリーアクセス:0120-967-330(御予約受付:平日 午前9:30~12時、午後1時~ 5:30)

相談予約で夜間・土曜面談対応いたします。

メールでのご予約は24時間受付

土曜相談会のご案内

毎月1回、土曜日に相談会を行います。

初回1時間無料・予約制

詳細はここをクリックしてください

OSAKAベーシック法律事務所

御堂筋線・京阪電鉄淀屋橋駅1分

〒541-0042
大阪市中央区今橋 4 丁目 3 番 6 号
淀屋橋 NAO ビル 3 階

交通至便 淀屋橋駅1分

アクセスマップはこちら

専門家ネットワーク

弁護士
税理士、司法書士、不動産鑑定士、土地家屋調査士、その他の専門家

Q&A 任意後見入門



任意後見契約締結から終了まで分かりやすく解説しています!