賃料支払い債務の相続

    被相続人が土地を賃借していたり、建物を賃借して生活をしていたような場合、被相続人が死亡しても賃貸契約は当然には終了しません。賃借人の地位は、相続により当然に相続人達に承継されます。したがって、土地や建物を明け渡さずに賃貸契約に従って使用することはできますが、賃料も支払わなければなりません。では、この賃料支払い債務は、どのように支払えばよいのでしょうか。賃料支払い債務は、金銭債務ですが、他の借金等の金銭債務と同様に、分割されるとすると、賃貸人は賃料の取立てが大変になり困ってしまいます。

1 相続開始後の賃料債務について

      賃料債務については、大審院大正11年11月24日判決(大民集1巻670頁)は、反対の事情がない限り、共同賃借人の賃料債務は性質上不可分債務である旨を述べています。賃貸人との関係において、各賃借人は目的物の全部に対する使用収益をなしうる立場にあることを重視しています。

 したがって、賃貸人から請求されれば、相続人は全額賃料を支払わなければなりません。その最終的な負担割合は、相続分に従いますので相続人間で求償することになります。 

2 相続開始前の賃料債務

     すでに発生しており、いまだ支払われない状態で相続が発生した場合、未払いの賃料債務は、単純な金銭債務ですから、他の借金等と同様に相続分にしたがって当然に分割され、各相続人は分割された債務のみを支払えばよいことになります。(弁護士中村友彦) 

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